2005年07月25日

史料探索と講義内容

学期当初より5月21日(土)までの7週間は、土曜日夜間に夜間課程の1年次生相手の講義「人文社会入門」を持っていたため、山口市での史料探索は毎週日曜の日帰りとするほかなかった。5月28日(土)以降は、土曜・日曜の一泊二日での山口通いとなった。直前にどのような史料を読んだのかとその週の講義内容とは密接な関係がある。以下、示しておく。


5月1日(日)、山口県立山口図書館、防長新聞・明治38年6月〜8月
5月2日(月)、国立国会図書館、雑誌『海』(同館所蔵分全部を通覧)
5月8日(日)、山口県立山口図書館、防長新聞・明治38年9〜11月

第5回 (05/12) 〔視角の設定〕Michael A. Bellesiles『ARMING AMERICA』。/鈴木淳『町火消たちの近代:東京の消防史』『関東大震災:消防・医療・ボランティアから検証する』。/金指正三『近世海難救助制度の歴史』。

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5月15日(日)、山口県立山口図書館、防長新聞・明治38年12月〜39年6月中旬
5月17日(火)、神戸市立中央図書館にて、次の二冊を閲覧
     (1)『神戸水上警察百年の歩み』(神戸水上警察署水交会、1982年)
     (2)『海の赤十字』(帝国水難救済会、1928年)
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第6回 (05/19) 〔視角の設定〕海難救助の近代化、西洋基準との出会い。/日本赤十字社との対比。オリーブ・チェックランド『天皇と赤十字』。

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5月22日(日)、山口県立山口図書館、防長新聞・明治39年6月下旬〜40年2月上旬
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第7回 (05/26) 〔探索の拡大〕『防長新聞』の記事を読む。本部との関係、会員募集・義金募集に警察官が関わる、知事が委員総長。下関市で赤十字会員募集に市役所職員が関わる。肝付兼行「海国的国民の大覚悟」。

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5月28日(土)・29日(日)、山口県立山口図書館、防長新聞・明治41年3月まで終了
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第8回 (06/02) 〔探索の拡大〕丸尾救難所。公共団体の会員募集に警察官は関わるべからず(原内相)。武徳会、愛国婦人会、在郷軍人会の紹介。

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6月4日(土)・5日(日)、山口県立山口図書館、防長新聞・明治42年6月まで終える
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第9回 (06/09) 〔探索からまとめ〕記事「原内相大浦男の確執について 武徳会員募集の件」。水難救済会山口県支部発会式。

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6月11日(土)・12日(日)、山口県立山口図書館、防長新聞・明治43年12月まで終了
6月14日(火)、神戸市立中央図書館にて、次の二冊を閲覧
     (1)『海国日本』(帝国海事協会・大日本水産会、1916年)
     (2)『日本海軍エレクトロニクス秘史』(田丸直吉、1979年)
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第10回(06/16) 〔探索からまとめ〕明治42、43年の記事、日露戦争が歴史に。社説「寄附勧誘と官庁」。「旧式銃器の払下」(地域社会の武器所持と在郷軍人会)。私設消防組から公設消防組への改組。

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6月16日(木)、大阪府立中央図書館、『海事雑報』明治36〜38年(帝国海事協会機関誌)
6月18日(土)・19日(日)、山口県立山口図書館、防長新聞・明治32年2月〜6月<同年後半は欠>、33年1月〜34年3月まで見た
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第11回(06/23) 〔探索からまとめ〕賞与(水難救済会救助夫)→賞金(一般漁民の救助活動)→処罰(海難物品分捕り)。会員掖済会、帝国海事協会。海難救助の二つの意味。

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6月25日(土)・26日(日)、山口県立山口図書館、防長新聞・明治34年12月まで
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第12回(06/30) 〔視野を広く〕1904(明治35)年のいろいろな記事。「関門間海難減少策ニ関スル意見」。

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7月2日(土)・3日(日)、山口県立山口図書館、防長新聞・明治35年1〜12月
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第13回(07/07) 〔補足とまとめ〕主力戦艦の関門海峡通過。いままでのまとめ

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7月9日(土)・10日(日)、山口県立山口図書館、防長新聞・明治36年1〜5月
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第14回(07/14) 〔補足とまとめ〕当時の人々にとって海事とは---海員掖済会・水難救済会・海事協会の背景に在るもの、記事「早速丸の沈没」から考える。テストの予告


rshibasaki at 20:07コメント(0)トラックバック(0)「海難救助ボランティアの日露戦争」工・歴史学2005  

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