2006年06月28日

課題「私のメディア接触行動の特色」以前

かつて1990年代中頃、工学部1年次科目「人文社会入門」では、高度経済成長時代の生活上の変化を、インタビューして報告するというレポートを課していた。
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課題:高度経済成長の時代に生じた生活上の変化について、直接の体験のある人たちから、体験談を聞き取り、人文社会原稿用紙5枚程度(ワープロの場合は適宜な書式で)にまとめて、提出しなさい。
解説:
(1) 「高度経済成長の時代に生じた生活上の変化」とは、配付した参考資料のプリントに出てくるようなものを考えている。初めて、車を買ったとき、最初の洗濯機、テレビはいつ家にあるようになったか、などなど・・。祖父江孝男編『日本人はどう変わったのか 戦後から現代へ』(NHKブックス535)14〜21ページを参照のこと。
(2) 「直接の体験のある人たち」とは、両親やその他の年長者(局瑤粒慇犬把樟榲時のことを知っている人は、自分自身の経験を書いてもよい)。
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伊藤隆編・レーザーディスク「昭和史」(NHKサービスセンター制作)のうちから、5「都市と村の歳月」(1987年刊)を見せて、参考資料として『日本人はどう変わったのか』の冒頭8ページを配付し、その上で、インタビューをさせた。

このやり方が一番上手く行ったのは、1990年代中頃までだった。集団就職で大阪に来た父母の物語が出てきたりした。その家族で初めて4年制大学に進学したのが学生本人であるという場合も、それなりの割合となっていた。ところが、1990年度も後半に入ると、徐々に、期待したような内容のレポートが集まらなくなった。高度経済成長を同時代史として取り上げるには時間距離が開いてしまった。1999年度から、現行の課題「私のメディア接触行動の特色」を用い始めた。メディア接触行動ならば、学生一人ひとりに自分自身の事実があることを前提に、講義を構成できる。

rshibasaki at 18:32コメント(0)トラックバック(0)「情報化から見る近代日本」工・人文社会入門 2005-2013終了  

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