2006年10月16日

第3回 電気通信以前のテレコミュニケーション、コンピュータ以前の情報技術

情報の世界 2006年10月16日(月) 3,4時限

配布物
レジュメント=下記に転載
資料1表=吉川弘文館『国史大辞典』より「烽」、小学館『日本大百科全書』より「のろし」「駅伝制度」「望遠鏡」
資料1裏=中野明著『腕木通信』〔以後出典(1)と呼ぶ〕48〜51ページ、同書より図2-2「アイネイアスの水通信」、The Early History of Data Networks〔以後出典(2)と呼ぶ〕より、p.28, Figure 1.8 Polybius's Torch Telegraph, ca. 150B.C.
資料2表=From Semaphore to Satellite日本語版(国際電気通信連合100周年記念、1968年、国際電信電話株式会社)〔以後出典(3)と呼ぶ〕第1部「電信と電話---1793年から1932年まで」の冒頭「先駆者たち」
資料2裏=柴田昭彦「大阪の米相場 旗振り速報◇江戸−大正時代の中継ルート、76の山を踏査」、日本経済新聞2004年2月17日44ページ、文化欄
資料3表=「腕木通信のコントロール信号」(出典(1)111ページ)、腕木通信のアルファベットとの対応(出典(2)138ページ)、Figure 3.14 Inside the Reconstructed Station in Furusund.(出典(2)123ページ)、Figure 2.16 Transmission Line.(出典(2)76ページ)、Figure 2.20 Semaphore Telegraph Mechanics.(出典(2)80ページ)、アブラアン・ルイ・ブレゲとブレゲが設計協力した腕木通信機の操作送致(出典(1)71ページ)
資料3裏=「その他世界各国の主な腕木通信・視覚通信」(出典(1)235ページ)、「時代別に見る腕木通信網の進展」(出典(1)168〜169ページ)、「腕木通信の年代別総延長」(出典(1)165ページ)
資料4表=旗振り通信についての記述(出典(1)245〜248ページ)
資料4裏=「サルでもわかる図書館講座 第2回 「こんにゃく」版のはなし」(北海道教育大図書館のページにかつて存在したコンテンツ)
資料5表=「ガリ版印刷入門」(かつてhttp://www.honco.net/japanese/02/page4-j.htmlにあったコンテンツ)
小学館『日本大百科全書』より「タイプライター」
資料5裏=小学館『日本大百科全書』より「速記」
資料6表=「ワープロの歴史」より「雑談とワープロ前史」(http://www.ffortune.net/comp/history/wordpro.htm)
資料6裏=小学館『日本大百科全書』より「タイプライター」

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「狼煙(のろし)ネットワークから、腕木通信まで。および、集団的記憶から、印刷目録やタイプライター、オープンファイルシステムまでの諸形態」と、シラバスに記した。

今日の前半は、通信の第二形態、テレコミュニケーションの歴史。参考書としては、つぎの三冊を用いた。
(1) 『腕木通信 ---- ナポレオンが見たインターネットの夜明け』、中野明著、朝日新聞社、2003年11月
(2) The Early History of Data Networks, Gerard J. Holzmann & Bjorn Pehrson, 1995
(3) From Semaphore to Satellite, the International Telecommunication Union, 1965
日本語版、1968年、国際電信電話株式会社

ここでの着想は、現在存在する発展した技術で実現されている社会的機能が、それ以前の技術段階でどのような過去技術の組み合わせで「機能的に初歩的・劣ったかたちであっても」実現されていたのかを捉える。現在に照らし合わせて、過去をみるというもの。

・狼煙と駅伝 通信の第一形態と第二形態の併用の問題、日清戦争時の外務省機密電報と船便での報告書

・望遠鏡以前のテレコミュニケーションの諸工夫

・フランス式腕木通信、北欧式シャッター通信。国営で、軍事外交情報を扱う。後に、宝くじ当選番号の全国への伝達でシステム維持費をまかなうようになる(フランス)。optical telegraphyの時代

・日本における旗振り通信。民設民営、相場情報。世界で初の先物取引を始めた堂島米相場

・フランス式腕木通信では、フロー制御、エラー訂正、データ圧縮、暗号化などが実用されていた。日本の旗振り通信でも同様だった

・現在ゼロックスコピー(英語だと photocopy)。こんにゃく版→ガリ版印刷。簡易印刷の歴史、オフィスでの複製作成の過去技術を考える

・カーボンコピー

・タイプライター。欧米では速記機械として、日本では清書機械として。タイプライターはガリ版の原紙作成に使えた

・速記術→テープ起こし
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rshibasaki at 20:31コメント(0)トラックバック(0)「人類史に情報を概観する」工・情報の世界 2006-2015終了  

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