2006年11月12日

外国汽船との衝突で日本式帆船が沈没(明治36年)

「○外国船和船を沈没せしむ  去一日午前八時頃広島県豊田郡佐伯村谷本嘉四郎所有の帆船福栄丸(九十噸)は石炭廿六万斤を若松にて積込み泉州堺へ回航途中、豊浦郡長府満珠島の沖合に於て、独逸郵船スタカルト号の東上し来りたるより、福栄丸は危険々々を絶叫するうち、早や郵船は肉迫しアワヤと云ふ間もなく衝突し、船体大に破壊し僅々五分間にして福栄丸は沈没し、五人の乗組人は船体破砕の木片に取付き漂ひ居たるを、スタカルト号より短艇を卸ろし四人を救助して本船に引揚け其侭東行し、残り一人は通り掛りし小形汽船旭丸に救助せられたるが、此事実を聞きたる下関水上警察署は直に現場へ出張し取調を遂げたりと云ふ」
(防長新聞、明治36年2月4日3面2〜3段)

「○外国船和船に衝突す  去七日午後三時三十分頃諾威[ノールウエー]国汽船ドラデス号は豊浦郡彦島村舞子島沖合にて大島郡某の石炭船に衝突して石炭船は沈没し三人の乗組は漁船に救助さる。又香港シャーデンマヂソンの郵船ヒンサン号は同日午後一時頃豊後沖合にて一隻の和船に衝突し、是又沈没せしめたる旨一昨朝下関水上警察署へ通報し、本船の停船を出願せり」
(防長新聞、明治36年3月14日3面2段)


2006年度前期「歴史学機迷7週〕山口県における水難救済会の成立(その3)---地域における海事3団体 」、あるいは、2005年度前期・歴史学機明治期の海事にかかわる状況。総括的まとめ〔第14週〕」に追加してともに理解すべき素材。

rshibasaki at 15:50コメント(0)トラックバック(0)<海事・海軍史>  

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