2006年11月27日

ミットフォードが回顧録に、日本での体験を書くのは

神戸事件についてのロングフォードへの反論を読むと、回顧録冒頭のこの文言を思い出す。
--------------------
 私は今まで、「神々の国」日本について何らかの形で、かなり書いてきたが、何世紀にもわたって、程度の差こそあれ、独立した公国の集合体であったこの国が、日本という一つの強固な国家に統一される結果を生んだ大動乱の最中に、この国で私が個人的に体験したことや、西洋人、特に英国公使館の果たした役割について多くを語ることを避けてきた。私は相当な年月が経過するまでは、軽々しく書くべきでないことが数多くあると感じていたからである。今や他に類を見ないたいへん興味深いドラマの幕が閉ざされてから、すでに半世紀が過ぎ去って、日本人でさえも、私が書こうとしているこの時代のことを古い「昔」のことと思っているのである。その頃活躍した人物は、日本人も外国人も相次いで世を去った。そこで私は、あのような偉大な成果をもたらした革命の最中に起きた事柄について、それが単に「歴史に役立つ資料」にすぎないとしても、私の知る限りのことを、ここに記録にとどめておくべき時が来たと思うのである。
--------------------
(英国外交官の見た明治維新、第一章「日本への赴任」冒頭、11頁)


rshibasaki at 21:38コメント(0)トラックバック(0)<神戸事件>  

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
Categories
Profile
Recent Comments
Archives
訪問者数

QRコード
QRコード
「日本の伝統と文化」教科書
  • ライブドアブログ